未来創造 in カンボジア

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高度成長期、個人的見解

日本が経験した世界に例がない

超が付く高度成長期。

瞬く間に先進国を追い抜き、

世界第二位に上り詰めました。

 

そんな日本の高度成長期を振り返りながら、

現在のカンボジアとの比較をしてみたいと思います。

 

戦後不況にあえぐ日本経済は、

昭和25年に勃発した、

朝鮮戦争を契機としてよみがえります。

特需景気と呼ばれる物資の大量需要が、

企業経営を急速に立ち直らせ、

一気に戦前の水準まで回復しました。

 

昭和30年前後には、

国民所得が戦前を上回る水準に達しました。

今後、日本が成長していくためには、

技術革新が不可欠と言われ始めたのはこの頃です。

 

昭和35年、

池田内閣は”所得倍増計画”を発表。

国民の所得が増え、

「白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機」が

三種の神器と呼ばれ、個人消費が拡大されていきます。

 

昭和40年から約5年の長期に及んだ「いざなぎ景気」は、

日本製品の盛んな海外輸出によって主導されました。

終身雇用・年功序列といった安定的な労使関係を基調とした日本型の雇用慣行は、

階層間・地域間格差の縮小を進め、

全国民の9割が中間層以上となりました。

 

さて、カンボジアとの比較です。 

日本が大きく成長した要因は、

内需の拡大・安定した労使関係・外国企業との提携です。

この点でカンボジアとの比較をしてみます。

 

<内需の拡大>

カンボジアは約1500万人程度の小さな国ですから、

規模は日本の約10分の1です。内需の拡大規模は知れているでしょう。

 

<安定した労使関係>

欧米型の能力主義ですから、

他言語やITエンジニアなどの、

能力を持った人材だけが上に行く仕組みです。

大多数の国民が貧困から抜け出すのは容易ではないでしょう。

 

<外国企業との提携>

日本は優れた技術を持っていましたので、

外国企業は日本企業と提携する道を選択せざるを得ませんでした。

対してカンボジアは、現段階で特別な技術を擁していません。

日本のような提携型ではなく、

いわゆる直接投資が基盤になっています。

これはカンボジアで得た利益を自国に流出させると言う事です。

 

これが僕の見解です。

カンボジアが発展していくのは、

まだまだ壁がたくさんあり、

一筋縄でいかないのでは、

と考えています。

あくまで日本との比較ですので、

農村部切り捨てによって大国へと成長した

中国と比較すると違う結果になるかもしれません。

 

僕自身はカンボジアは”魅力的”な国だと思っています。

人件費をはじめとする固定費や、

外資に対する規制の緩さなど、

経営をする上での魅力が盛りだくさんです。

自信を持ってカンボジア進出をオススメします。

 

ただ、表面上の指標を鵜呑みにすると、

後から予想と違う!ということになりかねません。

 

これを言いたいがために、

こんな長文になってしまいました。。

 

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