新興国への進出
新興国への進出において、
日本は他国のグローバル企業から、
かなり大きな遅れをとっています。
日本の大手企業は、
ジャパンクオリティのハイエンド商品を新興国に持ち込み、
経済成長とともに、
ミドル層が上がってくるのを待つというのが、
主な特徴です。
これに対して他国の場合は
ミドル層に相応の商品を提供し、
共にハイエンドに上がる、
という戦略をとっています。
例えば携帯電話。
ずっとサムスンを利用してきた人がいたとします。
操作に慣れているとか、
色々な理由があるでしょう。
その人が次に選択するのは、
同じサムスンになりやすいという傾向があります。
既に固定されている消費者の嗜好を変えるのは容易ではないのです。
新興国に進出するには、
日本のやり方や、
固定概念に捕われず、
0から1を生み出す意思を持つべきでしょう。
表面的な経済成長率や物価上昇などの指標は、
しっかりと分析しなければいけませんが、
現時点のニーズにタイムリーに対応する行動力が必要です。
カンボジアは、
現在進出ブームの真っ只中です。
先駆者としてのメリットもあります。
僕は吹けば飛ぶような零細企業の経営者です。
そんな僕たちの会社が、
現在進出のお手伝いをさせてもらっている相手は、
誰でも知っている大企業です。
僕の身の丈に全く合わない大企業が、
僕に進出コンサル依頼をしてくれる。
これこそが正に先駆者メリットではないでしょうか。
日本を飛び出して新興国へ。
企業のグローバル化に待ったなしーー本当にその通りだと思います。
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